2016年 新年のごあいさつ

2016年、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、皆様方より、多くのご縁とご厚情を賜り、心よりの御礼を申し上げます。

昨年を象徴する漢字に「安」が選ばれましたように2015年は「安心」「安全」を求めた年でした。しかし、「安」とは裏腹に、イスラム国(ISIL)による日本人拘束事件、マクドナルドの異物混入、傾斜マンションの杭打ち、そして海外ではフォルクスワーゲンのディーゼルエンジン問題などが報じられた「不安」の多い一年であったようにも思います。
 一方で、日本経済は、アベノミクスによって相応の回復が見られたものの、円安による輸入物価の上昇、民間企業設備と民間最終消費が伸び悩み、中国経済の成長鈍化、7年ぶりの米国の利上げなどから、景気は足踏み状態から抜け出せずおり、まだまだ先行きは不透明感な状況であります。
 一方、TPP問題の進展や、法人税をはじめと様々な税改革、マイナンバー制度の発効など大きな変化に満ちた一年でもありました。そうして今年は、アベノミクス第2ステージとも言われれる、「一億総活躍社会」の実現を目指した「強い経済」「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」の「新三本の矢」へ向かって本格的に政策が動くことになります。
政府主導の積極的な経済政策は変わりませんが、さらに気持ちを引き締めて、技術力と生産性、営業力をさらに向上させ、今まで以上にお顧客に満足していただけるよう、経営全般の力を高めていくことの重要性を痛感じています。
まだまだ、いたらぬところが多い、私どもですが、精一杯、元気で、若々しく、新しいことに取り組み、一生懸命努めさせていただきます。

弊社も、昨年は全社一丸となって沢山のプロジェクトにあたり、何年もかけたプロジェクトが収束したり、新たなシステムをいくつも導入したりと躍動の一年でありました。弊社の創業以来変わらない「システムづくりにおもいやり」を徹底的に実践していく一年ではありましたが、まだまだ未熟ゆえにおもいやる前に変化に対応することが望まれた厳しい一年でもありました。お客様に安心安全で、確実にシステム運用が可能であること。昨年の経験を糧に本年は、さらにお客様の役に立つビジネスパートナーをめざして精進していく所存です。

全社の品質管理を統括する「品質管理部」も、軌道にのりつつあり、「松江テクニカルセンター」のBCP(Business continuity planning=事業継続計画)の備えとともにお客様に「安心と安全のサービス」をお届けしていきたいと思っています。そうして、新しい未来を皆さまと共に「協創していく」ことが本年も変わらない私どもの願いです

未年の新年にあたり、私どもヒューマンシステムはどのような環境のなかでも、お客さまのビジネスに役に立てていだだける企業であることをお誓いいたします。「技術」と「思いやり」と「豊かな人間性」で、弊社らしいシステム創りを愚直に実践
し、お客さまの信頼にお応えします。

IT技術は、様々な進歩を重ね、IOTやロボットなどのオープンソースの活用もすでにはじまりました。みなさまの経営戦略の基盤として、より役立つ情報システムをお使いいただくために、社員とともに日々精進し経験を重ね、確実に成長してまいります。

まだまだ、発展途上の私どもではございますが、何卒、今後とも、株式会社ヒューマンシステムへの変わらぬご指導ご鞭撻を賜れますようお願い申し上げます。

末筆ではございますが、みなさまのご繁栄、ご健康を心よりお祈り申し上げております。

湯野川 恵美