謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、言葉では尽くせないほどの本当に沢山のことがありました。
リーマンショック以降の長いトンネルを抜けるかともおもえた兆しの数々は、3月11日の東日本震災で真っ暗な闇夜に逆戻りしてしまったようでした。それ以上に全ての人を震撼させた津波による大被害とそれに続く原発事故は、生涯忘れることが出来ないことでした。未曾有の歴史的大惨事となってしまったこの一年を言葉で表すことは到底できないことですが、故郷の福島、宮城、岩手の皆様をはじめ、被害に遭われた方々に深く心よりお見舞い申し上げます。
今年の干支は辰。それにちなんで、年賀状のデザインは、辰=竜をモチーフにいたしました。竜といえば登竜門の言い伝えが思い出されます。ご存知の方もいらっしゃいますが、登竜門の「竜門」とは中国の黄河中流にある急流でございます。この急流では大きな魚でもなかなか昇ることはできず、急流の下の流れには沢山の鯉が集まっているのだそうです。もしも、昇れる鯉がいれば、それはたちまち竜となり天高く上っていくであろうと言い伝えられています。後漢書(党錮列伝)
新年にあたり、みなさまとともに幾多の困難を乗り越え、心から良い社会に良い年にしていきたいと強く祈念しております。今年こそ、みなさまと共に竜のように飛躍する年にしてまいりましょう。私達ヒューマンシステムのできることは、小さなことでしかありませんが、小さなことを心を込めて積み重ねて、お客様の役に立たせていただき、社会と繋がることで少しでも復興のお手伝いが出来ればと願っております。
今年のヒューマンシステムの経営目標は一日も早く復興が進むことを願って「ビジネスを加速するITサービスの提供」とさせていただきました。そうして、5回目となる中期経営計画の目標は「チームの力>一人ひとりのΣに勝る企業へ」とさせて頂きました。この20期は、創業20年を迎える私達にとって、新しい未来を創る為の第2創業期とも言える年であると感じます。120名の社員が一丸となって、共に我々の目指す未来に新たな思いで、今年も一歩あゆみを進めて参る所存です。
私達は、まだまだ若い会社でございますが、今後とも、何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。2012年も、激動の1年であると言われますがこの時代をお客様と皆様と一緒に乗り越え、必ず未来へと繋げて参りたいと思っております。
みなさまのご健康とご多幸をお祈りすると共に本年も、「株式会社ヒューマンシステム」をどうよろしくお願い申し上げます。
2012年1月 株式会社ヒューマンシステム
代表取締役 湯野川 恵美
謹んでこのたびの大震災により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々そのご家族に対しまして、重ねてお見舞申し上げます。